ニュースのことば 11月のまとめ

20160915_04

COP22
正式名は、第22回国際連合気候変動枠組み条約締約国会議。地球温暖化を防ぐための国際的な取り決めを定めた「気候変動枠組み条約」を結んだ国が参加する会議のことです。1992年に条約ができ、95年から会議を毎年開いています。
COP22が7日、モロッコのマラケシュで始まりました(18日まで)。4日に発効した地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」を実行するためのルール作りなどについて、話し合います。協定は、すべての国が自主的に温室効果ガスの削減目標をかかげることを求めています。
閣議決定
閣議は、内閣が法律案や予算案など、国の政治で重要なことがらを決めるために開く会議です。内閣総理大臣(首相)とその他の大臣で構成されます。週2回の定例閣議のほか、臨時閣議などがあります。内閣全体として方針を決める手続きを閣議決定といいます。
安倍晋三内閣は15日午前、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊を派遣する計画の変更について、閣議決定しました。紛争地などで、国連や非政府組織(NGO)などのスタッフがおそわれたとき、自衛隊が武器を持って助けに行く「駆けつけ警護」ができるようになりました。
キューバ
国際連合(国連)のカリブ海に浮かぶ社会主義の島国。人口は約1100万人です。1959年の「キューバ革命」で、アメリカ(米国)寄りの独裁政権がたおれました。米国は61年に国交を断絶。62年にはキューバがソ連(いまのロシアなど)の核ミサイル配備を受け入れ、米国との核戦争のおそれが高まる「キューバ危機」が起きました。  91年には後ろ盾のソ連が崩壊しました。米国と2015年、54年ぶりに国交が回復しています。 
カーボンプライシング
二酸化炭素(CO2)に値段をつけて、排出する企業などに費用を負担させる「炭素の価格化」のことです。CO2を出す量が少ないほど企業などが得になる手法です。CO2排出に税金をかけたり、排出量に上限をつくり上回った分や下回った分を企業同士などで取引させたりします。
山本公一環境大臣は11月29日、専門家の話し合いを本格化させると発表しました。地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」が発効し、日本もCO2を減らすための対策を強化します。
ニホニウム
113番元素の名前。九州大学教授、森田浩介さんら理化学研究所のチームが日本で初めて発見した元素です。
発見した森田さんらに名前を付ける権利が与えられ、新しい元素を認定する国際純正・応用化学連合は11月30日、チームが提案した通りの「ニホニウム」で正式決定しました。「日本」にちなんだ名前だそうです。元素記号も「Nh」で確定しました。

 

 ■温暖化対策「パリ協定」が発効
2020年以降の地球温暖化対策にむけた国際的な枠組み「パリ協定」が発効。アフリカのモロッコで開かれた第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議では、18年までにくわしいルールを決めることで合意しました。

パリ協定は1997年に採択された「京都議定書」にかわる枠組みです。京都議定書は主に先進国むけの内容でしたが、パリ協定は途上国もふくめて約200の国・地域が参加する見こみ。世界の平均気温の上昇を産業革命の前とくらべ、2度未満におさえることが目標です。

入試にむけて、温暖化のしくみを確認しましょう。

地球は空気のうすい膜(大気)でおおわれています。空気にはわずかに二酸化炭素などがふくまれています。二酸化炭素などは地表からにげる熱の一部を吸収し、生き物がすみやすい気温に保つはたらきがあります。温室効果といい、熱を吸収する気体を温室効果ガスといいます。

二酸化炭素は石油や石炭などを燃やすことでも発生します。産業革命以後の人間の活動で、大気中の温室効果ガスの濃度が上昇、より多くの熱が閉じこめられた結果、地球全体の平均気温が上がりました。

【朝日小学生新聞2016年10月10日~11月7日掲載】