2017年度合格へのこの一問 資料問題編④

資料問題編④ 生乳の生産量から見る日本

執筆・早稲田進学会(大島茂) 

牛乳やチーズなどの乳製品のもととなる「生乳」の生産という点から、日本の社会の変化や産地の特徴を見てみましょう。

みなみさんは日本の牛乳をテーマに調べることになりました。あとの問題に答えなさい。

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問題1 【資料1】【資料2】を見て、次の問題に答えなさい。
(1)【資料1】【資料2】を見て、次の1~4の出来事を、起きた順に並べ、番号を書きなさい。

1 石油危機         2 関東大震災
3 高度経済成長の始まり   4 太平洋戦争の始まり


(2)【資料2】中の( あ )にあてはまる数と、( い )にあてはまる年号を答えなさい。ただし、( あ )にあてはまる数がわりきれないときは、小数第一位を四捨五入し、整数で答えなさい。

問題2 【資料3】【資料4】を見て、あとの問題に答えなさい。

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(1)【資料3】からわかることとして適切なものを1~5からすべて選び、番号を書きなさい。

 1 北海道地方の次に生乳生産量が多い地方は、関東地方である。
 2 生乳生産量が多ければ多いほど、都道府県外に運び出す生乳の量も多い。
 3 和歌山県の生乳生産量のうち、県外に運び出さない生乳の量は、全国で最も少ない。
 4 生乳移出量が5000t以下の都道府県は、すべて海に面している。
 5 生乳生産量に対する生乳移出量の割合が、80%を超える都道府県は全部で6つある。


(2)【資料3】【資料4】をもとに、みなみさんは北海道の生乳について考えをまとめました。次の【資料5】の( X )にふさわしい言葉を20字~26字、( Y )にふさわしい言葉を15字~20字で書きなさい。ただし、( X )は「対する」と「割合」、( Y )は「よりも」という言葉を必ず使って書きなさい。

 

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解説・解答を見ないで、まず自分で分析してみよう!


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問題1
(1)1~4の社会的出来事の年代を確定するには、資料2の中の生乳生産量についての表現に見合った変化を資料1の表やグラフから見つけることがポイントとなります。
(2)「太平洋戦争が終わった年」は、資料2で直前の項目から1945年と判断できますので、その生産量で2000年の生産量を割れば何倍かわかりますね。また、その間の10年間で生産量が最も増えた年は、横2目もりで、縦の量の目もりが最も上昇している所に着目します。

問題2
(1)1. 関東地方の、生産量が10万の位の県の数を他の地方と比べてみると。
2. 山形県と福島県や富山県と石川県を比べてみると。
3. 奈良県と比べると。
4. 移出量が5000t以下の11の都府県に海はあるか。
5. 時間はかかりますが、移出量が80%を超えるであろうと思える県を見つけ、生産量に0.8をかけて概算で出してみよう。北海道には注意。
(2)X. 資料3の北海道の二つの数値をしっかり比べよう。
Y. 資料4で北海道の生乳の商品化の内訳を比べます。


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問題1
(1)2 → 4 → 3 → 1
(2)あ 45 い 1960

問題2
(1)1、4
(2)X 北海道の生乳生産量に対する生乳移出量の割合が小さい
Y 生乳向けよりも乳製品向けの割合が大きい

【朝日小学生新聞2016年7月6日(水)掲載】