受験本番へ最後の追いこみ 先輩に聞く 冬休みの過ごし方

もうすぐ冬休み、受験生はどのように計画を立て、時間を有効に使えばいいでしょうか。今年受験した先輩に、どう過ごしたか聞きました。(畑山敦子)

苦手科目の復習、過去問に重点
生活リズム保ち、体調を整える

井上ひなたさん(兵庫・甲南女子中1年)
冬休みは苦手科目の復習や暗記、過去問(実際の入試問題)を解くことに力を入れました。

苦手だった理科の人体の暗記用に、カードを作りました。表に「○○をする器官は?」などと問題を書き、裏には答えを書いておきます。塾に行く前やねる前などのちょっとした時間に、何度も見て覚えました。社会の歴史でもカードを作りました。

過去問は受験する4校の過去問題集を買い、冬休みの少し前からやり始め、時間がある休みに入ってからは、だいぶ進めることができました。

ほぼ毎日塾の冬期講習があり、授業の空き時間には友だちと問題を出し合いました。自分がわからないところに気づき、友だちに説明することで復習にもなります。「合格したら〇〇で遊ぼう!」と話して盛り上がるのも気分転換になりました。

朝起きる時間は学校に行く時と変わらず午前6時半ごろでしたが、夜はそれまでより早めに午後11時までに寝ました。食事は食べたいものを母にリクエストしました。塾の弁当は食べやすいおにぎりに、帰ってからの夜食は消化に時間がかかる脂っこい料理はさけてもらったおかげで、ゆっくりねむれました。おやつにケーキなどを作ってくれるのも楽しみでした。

時間がある時だからこそできる勉強に取り組みつつ、ふだんどおりの生活で体調を整えることで、試験までの準備ができてよかったです。

志望校に合わせた取り組みと
あきらめない気持ちが結果に

尾嶋慧さん(東京・開成中1年)
いま通っている第1志望校については入試直前まで模擬試験の判定がよくなかったのですが、「絶対に入りたい」「ここでなければ」という気持ちで志望校は変えませんでした。冬休みは苦手科目の算数を中心に、志望校に合わせた勉強を続けました。

算数は個人指導の先生と相談して弱点を克服する問題集に取り組んだり、出題傾向に近い問題を解いたりしました。余裕があった他の科目は、塾のテキストの復習が中心でした。

朝起きる時間は学校がある時と変わらず6時半ごろで、母の出勤に合わせて塾まで送ってもらい、授業が始まる前から自習していました。午後7、8時くらいに帰宅し、晩ご飯の後も1時間くらい勉強していました。

息ぬきにテレビも見ましたが、30分などと時間を決めて、ダラダラしないようにしました。大みそかやお正月の三が日におじいちゃん、おばあちゃんの家でゆっくり過ごしたことも息ぬきになりました。

体調管理はそれほど気にしませんでしたが、母が野菜中心の料理にしてくれたおかげか、ほとんど風邪は引きませんでした。

冬休みに入っても、それまでと勉強方法を大きく変えたということはありません。周りは心配していましたが、なぜか自分では「大丈夫」「合格する」という自信がありました。あきらめずに勉強したことが結果につながってよかったです。

【朝日小学生新聞2017年12月17日 掲載】