中学受験 朝小読者から喜びの声 第1志望校への思い まっすぐ

朝小読者から届いた「合格の喜びの声」、今週は公立中高一貫校と国立の中学に進学する2人を紹介します。2人とも、最初から第1志望校への思いは変わらず、まっすぐに勉強に打ちこみました。(岩本尚子)

毎日こつこつ読んで書いて

東京都千代田区立九段中等教育学校に合格 山近明日香さん

5年生で外国語活動の授業が始まって、英語教室にも通い始めました。父の影響で映画が好き。「ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」の映画を字幕なしで見られたらいいな、と思うようになりました。同じころ、公立中高一貫校の見学に行き、九段は英語教育に力を入れていると知って、区外からめざすことにしました。
 小学1年生のころから、勉強は朝にする習慣です。受検を決めてから起床時間はさらに早く、5時15分にしました。したくをして朝小を読み、計算と漢字練習。早起きは慣れているので、つらくはありませんでした。毎日こつこつ努力することが大切です。

 6年生から塾に通い始めました。適性検査の問題は、長い会話文の中から大事なところを見分けるのがむずかしくて、夏ごろは「本番までに解ききれるようになるのかな」と不安でした。でも、塾の三者面談で先生に「あせらなくていいよ」と言ってもらい、秋には解けるようになってきて、自信がつきました。
 小学校の「自主学習」で毎週、朝小から好きな記事を選んで要約していたのが受検で役立ったと思います。アメリカのオバマ大統領(当時)が来日して広島を訪問した時の記事や、東日本大震災で津波の被害にあった大川小(宮城県)の訴訟の記事はよく覚えています。

 中学では英語の授業が楽しみです。「朝学習」でもネイティブの先生とふれあえるそうです。「ハリー・ポッター」の本を英語で読めるようになるのが目標です。

あきらめず努力、知識深まる

愛知教育大学附属岡崎中に合格 山崎奏くん

5年生の10月ごろ、両親のすすめで受験勉強を始めました。愛知教育大学附属岡崎中(附中)の説明会で理科の授業を見て、すぐに志望校に決めました。半分に切ったレモンで電池を作り、携帯電話を充電するという実験でした。小学校でも理科の授業が好き。アルミニウムを塩酸にとかす化学実験で、試験管が熱くなっていくのがすてきだなと思ったりします。附中では教科書にのっていないような実験もできると知って、魅力的だと思いました。

 まずは自分で、基礎の勉強をしました。理科は教科書の内容をノートにまとめ、社会は歴史上の人物や、都道府県の特徴などを覚えていきました。
 6年生になって塾に通い始めました。大変だったのは夏期講習です。みんなの解くスピードが速くて「やめちゃおうかな」と弱気になりました。そんな時、塾の先生に「もっと努力すれば、君は絶対に受かる!」とはげまされました。むずかしい問題もあきらめずに解いている姿を見ていてくれたんだと思います。

 朝小は6年生になってから時事問題を知るために読み始めました。1面の記事や「ニュースあれこれ」はじっくり読みました。
 去年4月の熊本地震の記事を読んだ時は「地震はいつ起こるかわからないから、ハザードマップを作ったりして、すぐに避難できるように備えなきゃいけないな」などと考えていました。そうしたら附中の入試で、災害時の行動に関する問題が出て、「朝小を読んでいて得したな」と思いました。
 面接では将来の夢を聞かれ、「ニホニウム」のような新しい元素を発見して、人の役に立ちたい、と答えました。「ニホニウム」の記事も朝小で読んでいました。
 受験勉強を通して、知識を深めることができました。落ちても受かっても、努力はむだにならないので、ちゃんと努力することが大事です。

【朝日小学生新聞2017年3月12日 掲載】