中学受験 朝小読者から喜びの声 「乗りこえる力を養えた」

朝小読者から続々と、合格の喜びの声が届いています。中学受験を通して学んだこと、今の思いを聞きました。(今井尚)

朝小で受験を楽しく乗り切る

東京・渋谷教育学園渋谷中に合格  菊地撫子さん

「朝小を読んでいなかったら受験していなかった」――そうふり返るのは、お母さんの彩さんです。紙面で、さまざまな受験の記事や広告を見るうちに、お母さんは「受験って楽しそうだな」と思うようになったといいます。
朝小の「天声こども語」や「机の前に貼る一行」などを切り取るのはお母さんの担当。撫子さんは学校から帰って塾に出かけるまでなどのちょっとした「スキマ時間」に読み、気分転換するのが日課だったそうです。

新聞にかぎらず、幼いころから本を読むのが大好きで、テレビもよく見る撫子さん。いろいろなメディアで知識を得たせいか、国語、理科、社会には自信がありました。
一方、少し自信がなかったのが算数。6年生の7月ごろから「過去問」を解きはじめ、まちがったところを何度もくり返し、理解できるようにする訓練をしました。

6年生の11月までバトンのクラブ活動も続けていたため、「本気で集中したのは12月くらいからだったかも」とふり返ります。塾の自習室に毎日通い、夜9時半ごろまで集中しました。
試験を受けた後は「やりきった」と思えましたが、合格を知ったときには「うそみたい。信じられない」と感じました。

「受験は未知の世界で楽しい経験でした」という撫子さん。試験当日など緊張する場面もありましたが、大好きな読書をしてリラックスしたり、深呼吸をしたり、「メンタルの部分で乗りこえる力が養えたのは大きな収穫」と感じています。
自由な校風にひかれて選んだ志望校。入学後は「バトン部に入るのが楽しみです」。

 

自分がやるという意志が大事

奈良・東大寺学園中に合格  西田隼也くん

朝起きたら、きょうだい3人で朝小を読むのが日課という西田くん。幼稚園のころからサッカーに打ちこむスポーツ少年です。
5年生のころ、東大寺学園に見学に行き、自由な校風、山の中にある緑豊かな環境、それに何よりサッカーができる広い校庭が気に入り、目標にすることを決めました。
西田くんの勉強の取り組み方は、塾の先生や親におしつけられるのではなく、「自分がやるのだという意志を持つこと」。塾の先生らにアドバイスをもらうこともありましたが、あくまで勉強は自分でやるという意識で、のぞんだそうです。

6年生になってからは、塾で出される宿題に加えて、個別に課題も出してもらいました。苦手に感じていたのは理科。今までやったテキストをくり返し復習し、暗記に力を入れました。
6年生の10月ごろはなかなか成績がのびず、周りの人がのびていくときはあせりもありましたが、「弱点をひたすらつぶすことに注力しました」。

サッカーでは、試合に負けてもすぐに気持ちを切り替えなければなりません。「精神的にきたえられた面もあるのかも」とお母さん。
東大寺学園の入試問題では、社会で「地方創生」や「待機児童」など、ニュースを題材にした問題が出されました。朝小の「おさらいジャンケンポン」などが役立ったといいます。

合格は掲示を見に行き、知りました。「自信は持っていましたが、やっぱりうれしかった」。中学受験を通して、「努力すれば必ずのびるし、結果は出ることを知った」といいます。
これから受験する後輩には、「のびないときも才能のせいにせず、努力を続けてほしい」と話します。

【朝日小学生新聞2017年2月26日 掲載】