いよいよ入試 先輩教えて! 本番前日・当日どう過ごした?

いよいよ入試シーズンです。去年、中学入試を突破した中学年生で、朝小を読んでいた先輩たち人がアンケートに答え、本番前日と当日をどう過ごしたか教えてくれました。(岩本尚子)

前日 あめ、薬、厚紙を準備する

受験前日までには受験票や筆記用具、防寒具などを準備します。先輩たちは休憩時間に食べようと、あめや黒糖、チョコレートなどもかばんに入れました。豊島岡女子学園中(東京)の中田芽生さんは「合格祈願」のパッケージのチョコを持っていきました。女子学院中(東京)の河野馨さんは「ごみが出ないよう、個包装でないもの」をすすめます。

慶応義塾普通部(神奈川)の熊井和希さんをはじめ、何人もが「持っていくといいよ」と教えてくれたのが、段ボール片などの厚紙です。もし机ががたついたら、脚の下にはさむためです。
麻布中(東京)の小倉晴智さんは、めがねの予備を用意していました。神奈川学園中(神奈川)の高梨珠実さんは常備薬も持っていきました。実際に、試験当日に腹痛の薬をのんだそうです。

前日の勉強では理科や社会の暗記ものや、自分の弱点をふり返った人が多く、東京大学教育学部附属中等教育学校(東京)の西野海音さんは「過去問でまちがえた問題はよく確認するようにしました」。
夕食のメニューは「いつも通り」や「好物」という人が多く、縁起かつぎの定番「カツ丼」や「カツカレー」は少数派。消化のいいものに限ったり、生ものは食べなかったりして、胃腸をいたわりました。

いつもより早寝したという人がほとんどでしたが、「数日前から早くねるようにしたほうがいいよ」というアドバイスもあります。
学習院女子中等科(東京)の高木瑞季さんはお母さんに感謝の手紙を書きました。「サポートしてくれていたのに反抗期で申し訳なかったなと思ってわたしました。本番に向けて気持ちを切りかえないと、という思いでした」

当日 30分~1時間早く会場入り

先輩たちは入試当日、集合時間の30分~1時間前をめざして会場に向かいました。通勤ラッシュをさけて1時間以上前に着き、カフェで漢字や計算練習をしていた人もいます。試験直前にチェックするため、使いこんだ理科や社会の暗記用テキストや自作ノートを持っていった人が多く、洛南高校附属中(京都)の長谷川万葉さんも「最後に確認するのは、理科や社会の暗記分野、時事問題が適していると思います」。

麻布中の久米雄也さんは試験直前はテキストなどは見ず「ただ、ひたすら自分に気合を入れた」とふり返ります。桜蔭中(東京)の中島万賀さんは好きな小説を持参しました。「リラックスできて、周りも気にならず、集中できました」。一方で、早稲田佐賀中(佐賀)の古家優介さんは「緊張感はあった方がいいと思います。その方が集中できます」。ほかに、深呼吸やストレッチをすすめる先輩もいます。

 

【先輩から受験生へメッセージ】

「いつも通り」がベストを出せます。模試と入試はちがいます。模試の結果は忘れて、「本番力」が出せるかです。(神奈川・慶応義塾普通部・浦西航太さん)

良い意味で楽しむといいと思います。ぼくの学校は、毎年おもしろい問題が出ていたので「今年はどんな問題でくるんだろう?」とワクワクしていました。(愛知・名古屋大学教育学部附属中・溝口瑛士さん)

今まで支えてくれた家族、友だち、先生みんなに感謝して、今までがんばった自分を信じて、3か月後に通うことになるあなたの中学校に行ってきてください。(兵庫・神戸女学院中学部・山崎和奏さん)
※学校によって持ちこみを禁止しているものもあるので、要項などを確認して準備しましょう

【朝日小学生新聞2017年1月8日 掲載】