受験校決定 併願校をしぼりこむ

20161125b_02入試がすでに始まった中学校もあります。第1志望校に向かって走り続けながらも、ほかに受ける学校(併願校)を決めなければならない時期です。ポイントを栄光ゼミナール入試サポート部の山中亨さん=写真=が解説します。(岩本尚子)

偏差値ではなく校風を見る

冬休みがあと1か月にせまり、推薦入試や海外帰国生入試などが始まっている学校もあります。第1志望校の入試が来年1、2月のみなさんも、すべての受験校を年内には決めて、準備を終えておきましょう。

9月ごろから毎月受けてきた模擬試験(模試)が、成績ののびや合格可能性を判断する材料になります。塾などでは12月に保護者との面談が予定されているでしょう。過去問の手ごたえをふくめ、今の状況を冷静につかみます。

第1志望校は変えないのが鉄則です。模試の成績から見て「チャレンジ校」だとしても、最後の2か月でぐんと力をのばせる可能性はあります。長い間めざしてきた目標を変えてしまうと、やる気が出なくなりがちです。

併願校は偏差値だけで決めるのではなく、校風を第1志望と比べましょう。中身をよく見て、6年間を過ごす学校として、納得できるところを選びます。

第1志望校より前の時期に入試がある学校で、「合格」を経験しておくと、自信につながります。模試とちがって、入試には「合格」と「不合格」の二つの結果しかありません。緊張するのは当たり前です。そんな中で手にした「合格」はお守りになります。

勉強面では、模試の復習や過去の入試問題(過去問)、応用問題など、難しいものが中心になっている時期ですが、漢字や計算、理科や社会の暗記ものなどを、ぱらぱらと見直してみるのもいいでしょう。「これもできる」「わかる」と、これまでやってきたことに自信を持てます。

保護者は要項を「指さし確認」

20161130b_03併願校を決めたら、保護者は出願の準備を進めます。併願校をふくめ、出願書類はすでに手に入れ、しめ切りは確かめてあると思いますが、学校によって出願方法はさまざまなので、改めて熟読します。

インターネット出願が増えていますが、郵送で受け付ける学校もあります。新しく候補にあがった併願校で通知表のコピーが必要になったけれど、小学校が2期制なので冬休み前には手元に返されない、といった例もあります。

出願はインターネットでできても、「通知表のコピーは事前に送ってください」「当日は、受験票に写真をはって持ってきてください」など、見落としがちな項目もあります。要項をじっくり「指さし確認」してください。

入試期間中に、受験生と保護者がどう行動するか、タイムスケジュールも考え始めます。宿泊する場合はホテルを予約したり、待ち合わせ場所を決めたりと、やることはたくさんありますが、あせらずにたんたんとこなしてください。

【朝日小学生新聞2016年11月20日 掲載】