新6年生の春休み 生活リズムくずさず勉強

苦手な単元の克服を優先する

本番の入試まではまだ時間があり、宿題がない学校も多いことから、受験生のなかには春休みをのんびり過ごす人もいるようです。
でも、新学期になると学校の授業がはじまり、自分が力を入れたい勉強にじっくり取り組む時間は少なくなります。児童会(生徒会)を引っぱったり、春の運動会(体育祭)の準備にがんばったりと、学校での活動もいそがしくなりがち。この時期に自分の勉強のスタイルをつかんでおくことがおすすめです。

まずは春休みの過ごし方の一例。学校があるときと同じように、生活のリズムをくずさないことがポイントです。朝はふだんと同じ時間に起床。「計算問題を10分、漢字の書き取りを10分」などとウォーミングアップをしてから春期講習へ。講習が終わってひと息ついたら自習室などでその日の講習の復習や次の日の予習。帰宅後、くつろいだり夕食をとったりしてから、2時間ぐらい苦手な単元の勉強に取り組みます。

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春期講習には通わないという場合、午前中は1科目について1時間ほど勉強。昼食をはさんで午後も科目ごとの勉強をつづけます。夕食後は苦手対策や知識分野の補強などにあてるのが一つの方法です。
講習などをふくめて1日の勉強時間は7~8時間が目安。日曜日などの休日は自由な時間にしておき、家族と出かけたり、友だちと遊んだりしてリフレッシュします。入試までの道のりを考えたとき、春休みに優先したいのは単元別に勉強してきた内容をしっかり身につけることです。4月からの勉強では複数の単元から構成された総合問題の演習がとり入れられ、難易度もぐんと高くなります。春休み中にある程度、基礎を固めて理解を深めておくことが欠かせません。

また、春休みをのがすと、次に基礎を固める勉強に集中的に取り組めるのは夏休みになりそうです。夏は入試レベルの問題の演習に取りかかりたいので、この時期に苦手な単元を補強しておくのが大事です。
これまでに受けた塾のテストなどを見直すことが効果的。国語は5年生の終わりまでに習うすべての漢字について「読み方(音読み・訓読み)・書き方」を身につけることが目標。算数は「比」がポイントです。「分数で示された比をかんたんな整数であらわす」といった基本的な問題をくり返すことが、苦手を克服する第一歩になります。

第一志望の学校もイメージ

志望校選びも忘れてはなりません。とくに第1志望の学校は、夏休み前をめどにしぼりこむのが一般的。そろそろ候補となる学校をイメージしておきます。
「その学校にいきたいのはどのような理由からか」「その学校でどのような勉強に力を入れたいと考えているのか」――受験生の性格と学校の雰囲気や教育方針を照らし合わせ、家族でよく話し合い、より適した進路を考えます。
複数の学校が一つの会場に集まって開かれる合同説明会や、各校が開催する学校説明会に参加して情報を集めるのがポイント。学校に足を運ぶと校風や雰囲気、在校生のようすなどを感じることができ、自分に合っているかどうかを見きわめる決め手になります。
第1志望校を固めることで気持ちが「受験モード」に切り替わり、やる気がわくといった効果も期待できます。

【朝日小学生新聞2016年3月6日(日)】