キリの悪い時間を目標に

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

キリの悪い時間を目標に

ぼくは子どものころ、よく遅刻していました。中学高校と進むにつれて、少しずつですが、時間を守れるようになりました。ある工夫をしたのです。その工夫とは、予定をあえて「キリが悪い時間」にすること。

想像してみてください。友だちと待ち合わせ時間を決めようとしています。「何時にする?」と聞かれたら、どんなふうにいいますか。ふつう「夕方4時ね」や「4時半ね」のように、1時間きざみか30分きざみですよね。では、こういわれたらどうでしょう。「4時19分ね」と。

びっくりしますよね。でも、ちょっとおもしろくないですか。制限時間が短いゲームみたいで、ドキドキしますよね。こうすると、いつもより時計が気になるようになり、時間を意識しやすくなるのです。待ち合わせ時間でも、学校に出発する時間でも、キリが悪い時間にしてみましょう。さぁ、今日は何時何分におふろに入りますか?

【朝日小学生新聞2022年9月16日 掲載】