物語で人の気持ちを知ろう

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

物語で人の気持ちを知ろう

国語で「登場人物の気持ちがわからない」と思ったり、学校生活で「友だちの心が想像できない」と悩んだりしていませんか。おすすめは物語を読むこと。人の気持ちが理解しやすくなるという研究が多くあるのです。

物語では登場人物がいろんな行動をしますよね。読みながら「なんでこんな行動をとったのだろう」「えっ? 私ならこうするけど」と、想像力を働かせて読み進んだ後になって、「さっきの行動は、そういうわけだったのか」とおどろくこともあるはず。これをくり返すと、ほかの人の立場になって考え、共感できるようになるそうです。

本を読み通せない人は、友だちと読むのが効果的です。それぞれが途中まで読んで、感想をいい合って、最後まで読み進めるのです。感想をいい合うときは「何ページのこの部分だけど」と、もとの文を引用しながら話しましょう。本文を正確に読む力がつきますよ。

【朝日小学生新聞2022年6月10日 掲載】