耳せんつけて音読の効果

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

耳せんつけて音読の効果

教科書やノートを読んでも、なかなか頭に入ってこない――今回は、こんな人におすすめの勉強法です。頭がうまく働かないときは、目で読むだけではなく、指でなぞったり、声に出して耳で聞いてみたりしましょう。なかでも試してほしいのが、声に出して読む(音読する)ときに、耳せんをする方法です。

「耳せんをしたら、自分の声が聞こえなくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんね。そう思った人は、耳を手でふさいで何かしゃべってみてください。自分の声がとても大きく感じるはずです。「骨伝導」といい、声の振動が頭の骨を伝わって響くのです。同時に周りの音も聞こえないので、自分の声だけに集中できるのです。

耳せんがない人は、手で耳をふさぐだけでも十分効果があります。でも、耳をふさいでしゃべると声が大きくなりがちなので、家以外で試すときには注意してくださいね。

【朝日小学生新聞2022年4月22日 掲載】