お気に入りの1冊を何度も

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

お気に入りの1冊を何度も

理解できる言葉を増やしたり、読む力をつけたりするために、読書は大切です。でも本が苦手な人には、多くの本を読むのはハードルが高いですよね。そんな人におすすめなのが、お気に入りの本を何度も読むこと。

同じ本では意味がないと思うかもしれません。でも1回読んだだけでは、なかなか全部は理解できないもの。何度も読めば、きっと新しい発見があるでしょうし、1回目と感じ方がかわってくるかもしれません。

文章には、決まった「型」があるといわれます。物語では、解決されるべき問題が発生し、登場人物がさまざま経験しながら解決していくことが多いもの。説明文なら問いが投げかけられ、具体例が挙げられたりしながら、結論へ向かっていきます。

何度も同じ本を読むと、その「型」が体にしみこみ、ほかの文章でも展開を予想して読み進めやすくなります。さぁ、みなさんはどの1冊を選びますか。

【朝日小学生新聞2022年4月15日 掲載】