難問解くときは声に出して

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

難問解くときは声に出して

ややこしい計算をしているときや、長い文章を読まなければならないとき、あきらめたくなることってありませんか。ちょっと待ってください。あきらめる前に試してほしいことがあります。それは、独り言を言いながら取り組むこと。

「それだけ?」って、びっくりしますよね。実はイギリスの心理学者の研究で、独り言を言いながら問題を解くと、集中力が上がり、ミスがへることがわかっているのです。複雑なことを頭の中だけで考えようとすると、頭の中がぐちゃぐちゃになりやすいのだそう。一方、声に出せば、そのことに集中が向くので、頭の中が整理整頓されやすいとのことです。

勉強だけでなく、工作など複雑な作業のときにもおすすめです。難しく感じる問題も、独り言を言いながら考えると、意外と単純に感じるかもしれません。あっ、念のためですが、テスト中は声を出さないように!

【朝日小学生新聞2022年2月25日 掲載】