最初の思いつきのせいかも

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

最初の思いつきのせいかも

クイズ番組を見ているときや試験のとき、答えを「ど忘れ」して、なかなか思い出せない……なんてことはありませんか。それは「舌先現象」かもしれません。答えが舌の先まで出てきて、もう少しで思い出せそうなのに、どうしても思い出せない状態のこと。最初に思いついた答えの候補に引っぱられ、ほかの候補を思い出せなくなっているからだといわれています。

例えば「『島』がつく都道府県は?」と聞かれて、最初に思いついた福島県以外が思い出せなくなるようなことです。こんなときは、いったん、その問題をとばして頭の中をリセットしましょう。頭の中から福島県が消えかかったときにもう一度考えてみると、ほかの答えを思いつけるかもしれませんよ。

ちなみに島がつくのは福島も入れて計五つです。全部思い出せなかった人は10分後に、もう一度考えてみると思い出せるかも!?

【朝日小学生新聞2022年1月21日 掲載】