小さく分けて考える

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

小さく分けて考える

モノの個数を数えるときに工夫していることはありますか。

「画面に映った丸の数をどうすればはやく数えられるか」という東京大学の研究があります。イラストのように41個の丸を数えるのに、「ふつうに数える」「4分割された画面で数える」「16分割された画面で数える」という3パターンで試してみたそうです。結果はふつうに数えると19秒、4分割では16秒、16分割された画面では12秒でした。小分けにするとはやく正確に数えられたのです。

「小分け」は、ほかの勉強にも役立ちます。たとえば「類」という漢字を覚えるとき、米、大、頁と三つに分けたほうが覚えやすいですよね。算数で立体の面の数を数えるときも、上下、左右、前後、それぞれから見える面を分けて数えると、正確にはやく数えられます。

分けるセンスをみがくため、ふだんからモノを数えるときにさまざま工夫してみましょう。

【朝日小学生新聞2021年10月29日 掲載】