知っている情報で数値を予想

しみず・あきひろ
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京・京都・大阪で運営。勉強法についての著書多数

知っている情報で数値を予想

みなさん、日本で何匹の犬が飼われているか知っていますか。このように答えを知らない問題でも、知っていることを組み合わせて答えを予想できます。考え方はいろいろありますが、まずは、みなさんの身の回りから考えてみましょう。

クラスの人数が40人で、犬を飼っている人が2人いるとします。すると20人に1人が飼っていることになります。日本の人口は1億2千万人あまりなので、20で割ると600万人が犬を飼っている、つまり600万匹の犬がいる、と予想できます。調べてみると、2020年には約850万匹が飼われているそうです。そんなに遠くない数字ですよね。

このように大体の数値を予想することを、「フェルミ推定」といいます(科学者フェルミさんの名前に由来します)。知らない数値は調べる前に予想するくせをつけると、自然と頭をきたえることができますよ。

【朝日小学生新聞2021年10月1日 掲載】