まちがえた問題をカードに

山下涼子さん(大阪・高槻中1年、凌司さんのお母さん)

6年生の春、息子は突然、「翌年から共学校になる高槻中に行きたい」「共学しか受けない」といいだしました。男子校だけを考えていた私はおどろきましたが、本人の意思を尊重しました。合格祈願のため、男子校の名前を書いて神社に納めただるまのことが気になり、家族で学校名を書きかえに行ったのも、いまとなればよい思い出です。

私が勉強面で手伝ったのは、まちがえた問題をまとめることです。国語の知識分野、理科や社会でまちがえた問題などをパソコンで打ちこみました。A4判の用紙に上半分が問題、下半分が答えになるようにして印刷。半分に折って数枚をたばねたカード形式にしました。息子はバスで通塾する時間などを利用して、できた問題には○、まちがえた問題には×をつけて使いました。

子どもを追いこまない

去年のこの時期は、秋におこなわれる入試説明会に出かけました。出願方法や入試の説明がメインでしたが、教科の先生が出題のヒントになるような内容を口にすることもあると聞き、できるだけ参加しました。

過去問(実際の入試問題)を解き始めたのも秋から。数年分を解くなかで、合格ラインに届かないこともありました。落ちこむ息子に対して、私は「大丈夫、大丈夫」と声をかけつづけました。「よその子にいうつもりで」というのがポイント。成績がよくないと、つい「本当に大丈夫なん?」といいそうになりますが、よその子にはそんなこと、いえませんよね。落ちこむ気持ちに追い打ちをかけないよう、一歩引いて「大丈夫よ」といいました。

【朝日小学生新聞2017年10月22日 掲載】