大阪桐蔭が2度目の春夏連覇。日大アメフトのパワハラ。

高校野球は夏の「甲子園」が第100回をむかえ、決勝は春夏連覇をねらう大阪桐蔭高校と、東北勢初の全国制覇をめざす秋田の金足農業高校が対決しました。一方、スポーツ界では選手と指導者の関係について、よくないニュースもあいつぎました。

大阪桐蔭が2度目の春夏連覇

質問 日本のプロ野球にはいくつ球団があるのかな?

第100回全国高校野球選手権記念大会は8月21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、大阪桐蔭高校(北大阪)が金足農業高校(秋田)を13―2で破り、史上初となる2度目の春夏連覇を達成しました。

金足農業高校は東北勢で初めての全国制覇をめざしましたが、とどきませんでした。秋田勢では第1回大会(1915年)以来103年ぶりに決勝戦に進出しました。

今大会には史上最多の56校が参加し、総入場者数が初めて100万人を超えるなど注目を集めました。

甲子園で活躍し、来年の春からプロの道へ進む選手たちもいます。プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が10月25日、東京都内で行われました。大阪桐蔭高校からは、根尾昂選手を4球団が指名して中日が、藤原恭大選手を3球団が指名してロッテが、それぞれ交渉権を得ました。根尾選手は中日と11月4日に仮契約を結びました。

金足農業高校の吉田輝星投手はドラフト会議で日本ハムが交渉権を得て、11月23日に入団会見しました。

▼答え 12球団。セ・リーグ(セントラル・リーグ)、パ・リーグ(パシフィック・リーグ)で6球団ずつです。

日大アメフトのパワハラ

質問 「パワハラ」は何という言葉を縮めているのかな。

5月6日にあったアメリカンフットボール(アメフト)の日本大学と関西学院大学の定期戦で、プレーが終わって力をぬいていた関学大の選手の後ろから、日大の守備選手がはげしくタックルし、全治3週間のけがを負わせました。

反則行為をした選手は記者会見を開いて謝り、「監督やコーチから指示があった」などと話しました。一方、日大の内田正人前監督とコーチは指示を否定しましたが、日大が所属する関東学生アメフト連盟は、行き過ぎた反則行為は内田前監督らの指示だったと認定しました。日大の第三者委員会も選手の主張を認め、内田前監督らは大学をやめさせられました。

警視庁の捜査では11月、「指示は認められない」と判断されました。内田前監督は解雇の無効を求めて裁判を起こしました。

日大アメフト部は今シーズン、公式戦の出場資格停止の処分を受けています。17日、処分後初の練習試合があり、タックル問題で一時、部をはなれていた選手も元気な姿を見せました。

スポーツ界では、2月にレスリング女子選手へのパワハラ、8月に体操女子選手へのコーチの暴力と協会役員によるパワハラ疑惑などがありました。競技団体を監視するしくみについて、国会議員らが話し合いました。

▼答え パワーハラスメント。職場や学校などで、地位が上であることを背景に本来の役割の範囲をこえて、相手に精神的、身体的苦痛をあたえることです。

【朝日小学生新聞2019年11月30日 掲載】