西で北で大地震。豪雨や台風が日本をおそう。

大阪北部の地震、西日本豪雨、相次ぐ台風の上陸、北海道の地震――。日本列島は今年、さまざまな自然災害に見舞われ、数多くの命がうばわれました。空港が機能しなくなったり大規模停電が起こったりと、被害は社会の広い範囲におよびました。

西で北で大地震

質問 大きな地震が起きた後に、その場所の近くで起きる小さな地震のことを何というかな?

6月18日午前8時前、大阪府北部で震度6弱の地震が起きました。小学生をふくむ4人が亡くなりました。震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・1でした。大阪市北区、大阪府高槻市などで震度6弱を観測しました。大阪府内で震度6弱が観測されたのは初めてです。

高槻市立寿栄小学校ではブロック塀がたおれ、4年生の女の子が下じきになって亡くなりました。塀は高さが3・5メートルもあり、鉄筋が途中までしか通っていない、裏側からの支えがないなどの問題がありました。

この事故を受け、文部科学省は全国の学校計約5万1千校のブロック塀の安全点検をしました。2割以上にあたる1万2600校あまりで危険な塀が見つかりました。

9月6日の真夜中3時過ぎには、北海道胆振地方を震源とするM6・7の地震が起きました。震源の深さは37キロ、厚真町で震度7、安平町、むかわ町で震度6強を観測しました。大規模な土砂くずれが起きた厚真町で36人が亡くなるなど、41人が犠牲になりました。

地震により、震源地に近い道内最大の火力発電所が停止しました。ほかの発電所にも影響がおよび、道内ほぼ全域が停電する「ブラックアウト」が起きました。解消するまで2日近くかかりました。観光や酪農など北海道のおもな産業が打撃を受けました。

▼答え 余震。最初の大きな地震は「本震」といいます。また、本震の前の小さな地震は「前震」といいます。

豪雨や台風が日本をおそう

質問 自然災害が起きた場合の被災予想や避難場所を知らせる地図のことを□□□□マップといいます。□に入るカタカナは?

7月6日から8日にかけて西日本を豪雨がおそいました。付近にとどまっていた梅雨前線と台風7号から、暖かくしめった空気が送られ続けたのが原因です。中国、四国地方を中心に記録的な大雨となりました。14府県で224人が亡くなり、まだ8人が行方不明です(10月9日現在)。

岡山県倉敷市では高梁川の水が支流に逆流し、あふれ出しました。同市の真備町などでは一帯が2階まで水につかり、52人が亡くなりました。広島県広島市や呉市、愛媛県宇和島市などで土砂くずれが多発し、多くの人が犠牲になりました。

今年、これまでに日本に上陸した台風は五つです。平年の2・7を大きく上回っています。

台風21号は9月4日、25年ぶりに非常に強い勢力(最大風速44メートル以上54メートル未満)で、四国と近畿地方に上陸しました。最大瞬間風速は関西空港で58・1メートル、最高潮位は大阪市で329センチと、いずれも過去最高を記録しました。

大阪湾の人工島にある関西空港は、滑走路や旅客ターミナルが高潮で水につかりました。また、強風にあおられたタンカーが島と対岸を結ぶ橋にぶつかり、橋が大きくこわれました。利用客や職員など8千人近くが一時空港内に取り残されました。完全に復旧するまで1か月あまりかかりました。

9月30日に和歌山県に上陸した台風24号は、10月1日にかけて日本列島を縦断しました。

▼答え ハザード。英語で「危険」という意味です。ハザードマップは防災マップや災害予測地図などとも呼ばれます。

【朝日小学生新聞2018年10月19日 掲載】