プーチン大統領4度目の当選。北朝鮮が米、韓国と首脳会談。

今年は国際政治にも大きな動きがありました。ロシアではプーチン大統領が通算4期目の大統領に。とても長い間、権力をにぎることになります。また6月には史上初めて、敵対していたアメリカと北朝鮮の首脳が直接会って話し合いをしました。

プーチン大統領4度目の当選

質問 ロシアの首相はだれかな。

ロシアの大統領選挙が3月18日に投開票され、通算4選を目指したプーチン大統領が当選しました。得票率は76・69%で大統領選で過去最高でした。任期は2024年までの6年です。今回の当選で、事実上25年近くにわたり権力をにぎり続けることになります。

プーチンさんは2000年に初当選。当時は大統領の任期は4年。04年の選挙でも当選しました。ロシアでは憲法の規定で連続3回大統領になることはできません。そこで08年からは首相になりました。この年、憲法が改正され、12年の選挙から大統領の任期は4年から6年に延長されました。

12年の選挙でプーチンさんは反対デモにさらされましたが、14年に隣国ウクライナ南部のクリミア半島の併合を一方的に宣言すると、80%をこえる高い支持率を維持し続けました。

外交では、ロシアはクリミア半島併合や、軍事介入したシリア内戦などをめぐってヨーロッパ各国やアメリカ(米国)から経済制裁を受け、対立が深まっています。

日本はロシアとの間で北方領土問題を長年抱えています。安倍晋三首相は領土についての話し合いを本格化させようとプーチン大統領と会談を重ねてきました。

しかしプーチン大統領は9月、ロシアのウラジオストクであった会合で、安倍首相に「前提条件をつけず、年末までに平和条約を結ぼう」と提案。領土問題を解決してから平和条約を結ぶ、という日本政府の方針とは異なる考えを示しました。

▼答え メドベージェフさん。2008~12年に大統領を務め、その後首相を務めてきたよ。

北朝鮮が米、韓国と首脳会談

質問 韓国と北朝鮮は今年開かれた□□冬季五輪の一部競技に合同チームで参加したよ。□□に入る韓国の地名を答えてね。

アメリカ(米国)のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が6月12日、史上初めての米朝首脳会談をシンガポールで行いました。二人は米朝関係の改善を目指す共同声明に署名しました。

トランプ大統領は北朝鮮に金委員長の地位などを今後も認める「体制保証」を与え、金委員長は朝鮮半島の「完全な非核化」を約束することを確認しました。

ただ、いつまでに、どうやって非核化を実現するのかの具体的な方法は示しませんでした。また、トランプ大統領が実現を目指していた朝鮮戦争の終結も盛りこまれませんでした。

一方、金委員長と韓国の文在寅大統領との南北首脳会談も相次ぎました。

4月27日には南北の軍事境界線上にある板門店で、11年ぶりの南北首脳会談を実施。金委員長は北朝鮮の指導者として初めて、軍事境界線を越えて韓国を訪れました。両首脳は韓国側の施設「平和の家」での会談で、今後はおたがいに訪問を続けることを確認しました。

5月26日には板門店の北朝鮮側施設で2回目の会談。9月18日には文大統領が北朝鮮の平壌を初めて訪れ、金委員長と3回目の首脳会談をしました。この会談では金委員長が年内に韓国のソウルを訪れることなどで合意しました。

北朝鮮の非核化や両国の経済的な協力などについて話し合いを続けています。

▼答え 平昌。韓国と北朝鮮は女子アイスホッケーで南北合同チーム「コリア」として出場したよ。五輪の歴史上、初めてなんだ。

【朝日小学生新聞2018年10月12日 掲載】