合格した読者 喜びの声 苦手な分野も工夫して克服

中学入試を終えた朝日小学生新聞の読者2人に、受験体験を聞きました。同じミスをしないように工夫したり、朝小を使って読む力をつけたり……。中学受験を考える5年生までの人たちの参考になりそうです。(中塚慧)

まちがいをていねいに直す

兵庫・灘中学校に合格 堂浦楓真さん

掲示板で自分の受験番号を見つけたときは、合格した実感があまりわきませんでした。その後に説明会があり、やっと「ほんまに行くんや!」と思えました。

受験は4年生のときから考え始め、灘中は初めから目標の一つでした。

勉強では、塾の宿題のまちがいをていねいに直すことを心がけ、注意点をまとめるノートを作りました。算数の図形の問題なら、「ここに補助線を引く」などと書きこんだり、理科のてこの問題なら「棒の重さを忘れないように」などと書き記したり。それを読んで、同じミスをくり返さないようにしました。

苦手科目は国語でした。登場人物の気持ちを考えるのが得意ではなかったためです。問題をたくさん解いて、慣れるよう心がけました。また、1年生から毎日読んでいる朝小でも、読む力がついたと感じます。

「天声こども語」は、世の中の問題に対する考え方が知れました。「おれはこう考えるけど、記者の人はこう考えるんだ」と。「ニュースあれこれ」を切りぬいてノートにはるスクラップも、一時期やりました。

中学では「クイズ同好会」に入ろうと考えています。クイズが大好きなのでがんばりたいです。

他の難関校の過去問も解いた

千葉・渋谷教育学園幕張中学校に合格 宮下絢さん

合格発表では喜びとおどろきと、いろんな気持ちがありました。第1志望だった別の学校も受かりましたが、渋谷教育学園幕張中への進学を決めました。入試で見た先輩たちの姿がすてきだったからです。試験会場で手際よく先生を手伝っているのが印象的でした。

受験勉強を始めたのは5年生の夏休みごろ。工夫したのは、苦手だった暗記で、絵をかいて覚えたことです。例えば理科の植物で、茎の断面の「道管」と「師管」を覚えるのに図をかきました。算数は、塾のすすめでどんな問題も対応できるよう、灘中学校など男子の難関校の過去問(実際の入試問題)も解きました。

朝小は、5年生の春から読んでいます。そのころ、新体操を夜おそくまで習っていたので、ニュースにうとかったのです。世の中のことを知りたくて、新聞をとりました。

「都道府県ファイル」は、地域ごとの気候や産業など、知らないことが多くて興味深かったです。「ニュースあれこれ」は、日々のニュースのおさらいとして欠かさず読みました。

受験に役立ったと思うのが、去年の夏にあった朝小主催のSDGs(持続可能な開発目標)についてのワークショップに参加したことです。まわりの活発に発表する人たちに刺激を受けました。ある学校の入試に、人前で発表するプレゼンテーションがあり、この経験を生かせました。

【朝日小学生新聞2020年2月28日 掲載】