受験生、今月やること スケジュール立て勉強の習慣を

春、受験を考えている新6年生にとって、本格的に勉強に取り組み始める時期になりました。時間を効率よく使うためにスケジュールを立てる方法や今月下旬からの10連休の過ごし方、模擬試験(模試)の活用法などについて、臨海セミナー中学受験科神奈川田園地域責任者の武井温彦さんに聞きます。(畑山敦子)

まずは1週間分、時間を把握

塾では2月から新学年の授業が始まっているところもあり、基礎的な内容を応用して考える問題に取り組むなど、授業が難しくなる時期です。武井さんは「塾に通っている人もいない人も、目の前の課題に集中しましょう」と言います。

この時期に大事なのが「スケジュールを立てて行動すること」です。「勉強の習慣をつけるため、1日の中でいつ勉強するかを自分で決め、実行していけるようにしましょう」

学年が上がって、学校の時間割や放課後の予定が変わることもあります。このタイミングで1週間分のスケジュール表をつくるといいそうです。学校や塾、習い事などの予定を記入してから、それ以外の時間で勉強する時間を決めて書きこみます。「朝少し早起きして勉強しよう、夕食後の時間に宿題をやろう、など、スケジュールを立てて動けば、勉強する時間をつくれます。あらかじめ決めておけば、勉強する、しないで親子でもめることも防げます」

現時点の実力を模試で知る

4月は現時点の実力を知るために模試を受ける人も多くいます。武井さんは「模試は受験本番と同じように出題範囲は広くなります。結果がふるわない人もいるでしょう。この時期の結果が悪かったからといって志望校を変える必要はありません。これから弱点を克服して成績をのばそうと考えましょう」と言います。

模試の結果を活用するポイントは「問題の正答率に着目する」こと。「受験者全体の正答率が50%をこえているにもかかわらずまちがえた問題は弱点と言えるので、よく復習しましょう」

また、模試を受ける時に記入する志望校は、自分の実力より上、同じくらい、下など、幅広い難易度の学校を書くと、今後、志望校を選ぶ際に、より参考になると言います。

10連休 遊びも勉強も

スケジュール管理は、4月27日からの10連休でも役に立ちます。「勉強ばかりでもつかれるので、遊びたいですよね。予定を立てておくことで、何もしないで過ぎてしまった、ということがないようにしましょう」

集中して勉強するコツは「人によって自分の部屋やリビング、図書館など、集中できる場所はちがうので探しましょう。また、タイマーで時間を設定して勉強することで、集中できる人もいます」とアドバイスします。

時間のある連休中、志望校について調べるのもおすすめだそうです。学校を見に行ったり、資料やインターネットで授業や部活動、体験できるプログラムなどについて調べたりします。「行きたいと思った理由や、入ったらやってみたいことを書き出してみましょう。やる気を高め、第1志望をしぼりこむことにつながります」

【朝日小学生新聞2019年4月5日 掲載】