From西大和  言葉ひとつに大きなロマン

「跳ぶ前に見ろ」。日本語で言われても、何のことだかわかりませんね。「朝が早い鳥は、ミミズをつかまえる」。これは何となくわかりますかね。

英語で言うと、最初のは“Look before you leap.”で、次のは“The early bird catches the worm.”です。それぞれ「転ばぬ先の杖」「早起きは三文の徳」と言えば、みなさんもよく知っていると思います。そうです、実はこれらは英語のことわざなんですね。

意味する教訓は国をこえても共通していますが、言葉にすると、大きくちがいます。「転ばぬ先の杖」は「跳ぶ前に見ろ」に、「三文の徳」は「ミミズをつかまえること」となります。とても興味深くないですか。「いったいなぜ?」と、頭にクエスチョンマークが点灯しますね。

言葉に影響を与えるのは、当然ながらその国や地域の人々のものの考え方です。では、人々のものの考え方に影響を与えるのは何でしょう。歴史でしょうか。文化でしょうか。それらは一方向ではなく、双方向で影響を与え合っているのかもしれません。

言葉を学習することで文化や歴史にもふれることができます。それは、計り知れない大きな意味があるのです。こうやって考えると、英語の勉強って、すごくロマンがあると思いませんか。

“Seeing is believing.”(見ることは信じること)、つまり「百聞は一見にしかず」。英語、勉強してみませんか。

【朝日小学生新聞2020年6月26日 掲載】