From西大和  世界遺産で異文化にふれる

去年、大阪府の百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録されました。日本最大級の前方後円墳である大山(大仙)古墳などが特に知られています。

さて、世界遺産とはどういうものでしょう。世界遺産は、1972年の国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)総会で採択された世界遺産条約にもとづいて選ばれた、世界的でだれに対しても価値のある建造物や遺跡、景観、自然の遺産です。人類共通の財産とされています。

西大和学園では、去年10月、高校1年生の海外研修旅行でインドを訪れました。インドの世界遺産としては、タージマハルが有名です。

タージマハルは、インドに成立したイスラム教の王朝、ムガル帝国(16~19世紀)の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった妻のムムターズ・マハルをまつるために造った総大理石の真っ白な建物です。建物の敷地は長方形で、タージマハルの建物を中心に、広い前庭を持つのが特徴です。前庭から建物をながめると、最も美しく見えるといわれます。その壮大さやきれいさに圧倒され、インドが持つ歴史の深さを感じます。

世界遺産に接することは、国境や民族をこえた文化や自然を知ることにつながります。日本とはちがう外国の歴史や文化に接し、またそれらを保護して後世に伝えていく――。異文化を理解するきっかけとなります。こんな視点からも世界遺産を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【朝日小学生新聞2020年1月10日 掲載】