From西大和  軟水と硬水 どうちがうの?

スーパーで飲料水売り場に行くと、さまざまな種類の水が並んでいます。みなさんにとって、一番「おいしい」水はどれでしょうか。

成分を見ると多くの水に、「pH」と「硬度」が書かれています。pHとは水が酸性か中性かアルカリ性か示すものです。pH7が中性で、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性の水です。

また、硬度とは、水にふくまれるマグネシウム(Mg)やカルシウム(Ca)などのミネラル分の量のことです。ミネラル分の量が少なく硬度が低いものが軟水と分類され、高いほど硬水となります。日本で一般的に飲まれるのは軟水がほとんどなので、軟水の方がなじみがあるかもしれません。

軟水と硬水の性質のちがいは、生活の中でも観察できます。沸騰した水に紅茶の葉を入れてみると、硬水は軟水に比べると濃い色が出て、時間がたつと表面に膜のようなものを作ります。また、粉せっけんを入れてかき混ぜると軟水はよく泡立つのに対し、硬水は水全体が白くにごり、泡立ちにくいです。

これらの現象は、硬水にふくまれるミネラル分と紅茶の葉の中のタンニンという成分がくっついたり、ミネラル分と粉せっけんがくっついたりして起こるといわれています。

一般に口当たりのいいのは軟水とされますが、全員にとって「おいしい」水が同じ水とはかぎりません。味も、においもしないといわれる水ですが、奥深いですね。

【朝日小学生新聞2019年12月6日 掲載】