From灘 蛍光色が明るく見えるのは

みなさんは蛍光マーカーを使ったことがありますか。よくあるのは「蛍光の黄色」のマーカーです。参考書の文字などに線を引くと目立って見えます。蛍光の黄色のほうが「ふつうの黄色」よりも明るいように見えますよね。なぜでしょう。

ふつうの黄色が黄色に見えるのは、屋外の自然光や電灯の光が当たっているからです。いろいろな光のうち黄色の光だけが反射されるので、黄色に見えるわけです。当てた光よりも明るくなることはありえません。ところが蛍光色の場合は当てた光よりも明るくなっているのです。増えた光エネルギーはどこから来たのでしょうか。

①蛍光色インクには「蛍光物質」というものが混ぜられている。
②自然光には紫外線という目に見えない光(可視光線ではない光)がふくまれている。
③蛍光物質は「紫外線を吸収して可視光線を出す」という働きを持つ。

これでわかったかな。

さて、遊園地のお化け屋敷の中で白いシャツやスニーカーの靴ひもが異常に光るという経験はないですか。お化け屋敷にはブラックライト(紫外線を出すライト)がしかけられていて、シャツや靴ひもには蛍光物質がふくまれているのです。

ブラックライトはインターネットで買えます。もし手に入れば室内を暗くして照らしてみてください。ふだんとはまったくちがった世界が見えますよ。おっと自分で勝手に注文しないように!

【朝日小学生新聞2019年6月7日 掲載】