From西大和 類義語辞典で語いを増やす

「big」は大きいという意味の英語ですね。同じような意味をもつ単語をあげてくださいと言われたら、何を思いつきますか? large、great、huge、giantなど多くの単語があります。

アメリカやイギリスの小学生は、こういう似たような意味の言葉を類義語辞典を使って調べたり、覚えたりしていきます。日本は国語の授業で類義語辞典を使う機会は少ないのではないでしょうか。

英語を国語とする国の多くの学校では、自分の意見や考えを文章としてまとめるトレーニングを小学生のころからみっちり行います。そして作文の技術の一つとして、同じ単語や表現が何度も出てくることをさけ、類義語で書きかえていくことを学びます。質が高く説得力のある作文を書くために、類義語辞典を引いて類義語の語いを増やす必要があるのです。

ただし類義語も全く同じ意味ではないので使う際には注意が必要です。例えば「big」と「large」のちがいは何でしょう。辞書を引くと、「largeは書き言葉での使用が多い」と書いてあります。「big」には「重要な」という意味があり、「abigman」というと、単純にサイズが大きいという意味ではなく、優れた人物、大物という意味になります。

単語の意味を単に覚えるだけでなく、似た意味の単語のちがいを考えて、自由自在に使い分けることを目指すと、英語の勉強は楽しくなるかもしれません。

【朝日小学生新聞2019年1月4日 掲載】