とっても便利なアラビア数字

算数で学ぶ数字は0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10種類です。これらの数字はインドが起源で、アラビアを経由してヨーロッパに伝わったため、アラビア数字または洋数字と呼ばれています。

世界には地域ごとに多種多様な言語で数を表す言葉があります。しかし、算数や数学を学ぶ際には、ほぼすべての地域でアラビア数字を使います。そのおかげで異なる地域出身の人たちがコミュニケーションをとることができます。

アラビア数字が世界で広く使われるようになったのは、他の数字に比べてとても便利だからです。

まず、1のあとに0を100個並べた数「100…00」を考えましょう。この数を表す決まった漢数字はありません。日常生活で使う必要がなかったからだと思われます。しかし、そのような空想上の巨大な数をアラビア数字では(少し面倒ですが)簡単に書くことができます。

次に、二百万十と九千二十の二つの数はどちらが大きいでしょうか。最後まで読んでようやく、二百万十の方が大きいとわかります。一方、アラビア数字で表すと2000010と9020となり、並んでいる数字が多い方が大きいことがわかります。

「二百万十と九千二十の和を求めよ」という問題を考えましょう。漢数字のままではとても考えづらいです。しかし、アラビア数字で表せば、筆算で簡単に計算できます。このように計算で大活躍するアラビア数字は、算用数字とも呼ばれています。

【朝日小学生新聞2018年11月23日 掲載】