From灘 「空気の抵抗」実験してみよう

冬本番です。風邪気味の人はティッシュペーパーが欠かせませんよね。さて、ティッシュをぎゅっと固く丸めて1メートルくらいの高さから落とすと、すとんと速く落ちます。ふわっとやわらかく丸めて落とすと、さっきよりもゆっくり落ちます。

これは「空気の抵抗」のためです。もしも空気がなければ、ふわっと丸めたティッシュもすとんと落ちるはずです。実験してみましょう。部屋の空気をなくすことはできませんから、次のような実験をします。

厚めの雑誌を水平に持ち、その上にふわっと丸めたティッシュをのせます。そのまま雑誌を落とします。やってみると、ティッシュは雑誌とくっついたままいっしょにすとんと落ちます。雑誌が空気を押しのけながら進むので、その後ろにあるティッシュは空気の抵抗を受けないのです。これはよく行われる実験です。

では、ティッシュを雑誌から10センチほど高い位置に持ち、雑誌とティッシュを同時にはなすとどうなるでしょう。やってみてください。
①10センチの距離を保ったままいっしょに落ちる
②いっしょに落ちるが距離は広がっていく
③いっしょに落ちるが距離は縮まっていく
ここには結果は書きませんよ。やればすぐわかることですから。

理由についてはどうでしょう。ティッシュは空気の抵抗を受けないけど、雑誌は空気の抵抗をしっかり受けている。これでわかるかな。

【朝日小学生新聞2018年1月14日 掲載】