From西大和 「“Good morning.”の本当の意味」

Good morning.”の意味を知っていますか。当たり前でしょ、とおこられそうですね。「雨の日とか、今日はしんどいなぁって日には、“Bad morning.”っていわないんですか」。これには答えられますか。実際、オンライン英会話の授業中、本校の中学生に聞かれたことがあります。

ぼくたちは、“Good morning.”というあいさつを「おはよう」という日本語で習います。だから本当の意味に気づかないまま、使っています。

“Good morning.”って“I wish you a good morning.”の略で、「いい朝になったらいいね」っていう願いの言葉なのです。だから、英語を使う人々は、雨でもしんどくても“Good morning.”というあいさつをします。“Bad morning.”なんていいません。

もう一つ、話をしましょう。「ここでさわがないように」という日本語を英語にするときは、“Don’t ~.(~しないで)”という否定の形を日本人は使いがちです。でも英語では、「~してみよう」と前向きにいうことが多いです。“Be quiet here.”(ここでは静かに)といった具合です。同じことをいわれるなら、後者の方がお互い良い気分になれませんか。

英語を勉強する理由って何でしょう。世界共通語だから? 試験に出るから? 英語を学ぶことで、日本語について改めて深く考え直す機会になる。それを理由の一つにしてもいいのではないかと思います。

※goodは「良い」、morningは「朝」、badは「悪い」という意味です。

【朝日小学生新聞2017年12月24日 掲載】