From灘 「ふりかえりは成功のもと」

「ふりかえり」は成功のもと

今回は「ふりかえり」について考えてみたいと思います。
みなさんがテストで答えをまちがえたとき、まちがい直しをした経験があると思います。あるいは学校で何かよくないことをすると、反省文を書かされるかもしれません。日本ではふつう、失敗を次にいかすためにやることが「ふりかえり」と考えられています。でも、「ふりかえり」は失敗したときだけのものなのでしょうか。
たしかに「失敗は成功のもと」という考え方も一理あるでしょう。でも、それを言うなら「成功は大成功のもと」があってもよいはずです。
ここで、問題点が二つあると思います。一つは「人にさせられている点」、もう一つは「失敗をしたときにしかしない点」です。

みなさんにはぜひ、日常や学校での生活など、あらゆる活動に「ふりかえり」をとり入れてほしいと思います。勉強だけではありません。体を使う、さまざまな活動もふくめて自分からとり入れていくのです。

これは目標の立て方にも影響します。単に「○○しよう!」ではなく、「いまの目標→ふりかえり→下調べ→ふりかえり→準備→ふりかえり→実行→ふりかえり→次の目標……」といった具合に、目標を実現するために最初から「ふりかえり」を節目節目に入れておきます。
こう考えると、「ふりかえり」を自分のなかで習慣づけることこそが、夢をかなえる第一歩だと言えそうです。

 

【朝日小学生新聞2017年8月20日 掲載】