From灘 「めがねでわかる凹レンズのしくみ」

めがねでわかる凹レンズのしくみ

みなさんの中には、めがねを使っている人も多いと思います。視力が悪い人にとって便利なものですね。

さて、細かい字の書かれた印刷物を用意してください。めがねを外して片目でそれを見て、目からの距離をいろいろ変えてみてください。どんな距離のときに字がはっきり見えますか。たとえば目から10センチより近づけるとぼやけてしまう、目から30センチよりも遠ざけるとぼやけてしまう、という人がいたとします。その人には10~30センチが「はっきり見える範囲」です。それより遠くのものはぼやけてしまうので、近視です。でも、めがねをかければ遠くのものもはっきり見ることができます。

近視の人が使うめがねは、中央がうすくなっている凹レンズです。凹レンズを使うと、なぜ遠くのものがはっきり見えるのでしょうか。

凹レンズには、光の進む向きを変える働きがあります。遠くの点Pから出た光線は、凹レンズによって図のように曲げられます。その結果、レンズを通ったあとの光線は、近くの点P´から出た光線と同じように進みます。点P´の位置は、その人がはっきり見ることのできる範囲にふくまれています。

これでわかったかな? 凹レンズは、遠くのものを、すぐ近くの距離にあるかのように見せることができるんですよ。こんなに便利なめがねというものをいったい誰が発明したのでしょう。感謝の気持ちをこめて、ぜひ調べてみてください。

【朝日小学生新聞2017年2月5日 掲載】