From灘 「力を発揮するために」

力を発揮するために

入試を目前にして、着々と準備を進めている受験生も多いかと思います。今回は私が高校3年生に送ったアドバイスの中で、中学入試の受験生にも共通する内容を紹介します。

一つ目は、生活リズムを整えることで、これが最も大切です。ほとんどの入試が午前中、もしくは午後の早い時間帯に行われます。その時間帯に最もよく思考できるように、夜早くねて朝早く起きる必要があります。塾に通い続けたり追いこみの勉強をしたりして、夜おそくまで起きる生活を続けていると、生活リズムがくずれ、本番で力を発揮できなくなります。また、ねている間に体と心が休まり、ねる前に学習した内容が定着します。ねる時間をけずってまで勉強するのは非効率です。

朝昼晩の三食をしっかりとり、手洗いやうがいで風邪を予防することをふくめて、健康管理に細心の注意をはらってください。保護者任せにせず、自ら健康管理のために動きましょう。

二つ目に、直前の1~2週間は解いたことのない問題にふれないでおきましょう。解けないことがわかって不安が増大すると、勉強が手につかなくなります。手元にある参考書や問題集を取り出して、読み返したり解き直したりして復習してください。復習する中で、忘れていた内容を見つけて覚え直すことや、今までよくわからなかった内容が整理されて見通しがよくなることがあるでしょう。そのような経験を重ねたほうが、安心や自信につながります。

【朝日小学生新聞2017年1月8日 掲載】