From西大和 スピーカーから音、どんなしくみ?

私たちの生活の中では、音楽を聞く機会がたくさんありますね。テレビやスマートフォンのスピーカー、各自が持っているイヤホンから音が聞こえてきます。では、なぜスピーカーから大きな音が出るのでしょうか?

簡単な実験をしてみましょう。準備するものは2メートルほどのエナメル線、単1形乾電池、フェライト磁石(直径3センチ以上)、六角ボルト、そして紙やすりです。すべて100円ショップかホームセンターでそろいます。準備ができたら、エナメル線を電池に約10回巻き、はずすとコイルができます。コイルからのびた両端を、紙やすりでこすります。さらに、磁石の上にボルトを立てて、そこにコイルを置きます。

おもしろいのはここから。コイルの発熱に注意して、こすった両端の部分を電池につなぎます。すると、なんとコイルは磁石からとびはねます。電流が流れるとコイルは電磁石になるからです。電池のプラス極とマイナス極を逆にすると、コイルが磁石に引っつきます。

さて、この実験はスピーカーとどんな関係があるのでしょう? 実はスピーカーの中にもコイルと磁石が入っています。音楽に合わせて電流の向きが変わると、それに合わせてコイルが磁石に引っついたりはなれたりします。この振動でスピーカーの振動板をふるわせて音が鳴っているのです。

このように学校で習ったことを日常生活と関連づけて勉強すると、理科がもっとおもしろくなるぞ!

【朝日小学生新聞2022年10月28日 掲載】