From西大和 心づかいが伝わらないかも?

みなさんは小学校で、英語について「話すこと」や「聞くこと」を中心に勉強していると思います。フレーズや歌をくり返し練習しながら、英語を使えるようになっていくことでしょう。しかし、いいたいことを英語にできるだけで、コミュニケーションが満足にできるといえるのでしょうか。

例えば、アメリカでは「おみやげ」の文化は一般的ではありません。日本では、旅行に行った後に友だちや職場の同僚に旅行先のおかしなどを配ります。アメリカでは、おみやげは恋人や自分の子どもに、物が残る形でTシャツやキーホルダーなどをわたすのが一般的なようです。“souvenirスーベニア”(おみやげ)という英単語がありますが、旅の記念品として残しておくために買うことが多いようです。そんな文化の国におみやげを買って行き、“This is a souvenir for you.”(これはあなたへのおみやげです)と配ったら、不思議な顔をされたという日本人もいるようです。

また、日本にはないアメリカの文化では、「チップ」があります。レストランで料理を出してくれたウェーターに、飲食代金に少し上乗せしてわたすなどします。日本では支払う必要がないので、日本人がチップの文化がある国に行った時に支払うことを忘れ、けげんな顔をされることがあります。

このような言葉のちがいにとどまらない文化のちがいを意識することで、本当の意味で国際的なコミュニケーションができるようになっていくのではないでしょうか。

【朝日小学生新聞2022年8月5日 掲載】