From西大和 名前の1文字1文字に思い

みなさんは自分の名前がどのようにして決まったか知っていますか。「家族と同じ漢字が使われている」「画数が多くて書くのに時間がかかる」など、名前についてさまざまに思いうかべるでしょう。だれもが必ず持っている名前には、付けた人の思いがこめられているのです。名前はご家族からみなさんへの最初のプレゼントです。

ご家族はみなさんが生まれる前から、あれもいいなこれもいいなと名前を考えます。画数や音のひびき、名字とのバランスなど、多様な角度から、用いる漢字やひらがななどの文字を選んでいきます。私が息子の名前を決めたときは、漢字の意味を重視しました。例えば「し」と読む漢字を、士、志……などと辞書で探しながら、意味を調べていきました。士には「立派な男子」、志には「目的や目標に心を向ける」という意味があり、親としては目的や目標に向かって歩んでほしいという思いから志の字を選びました。

このように、漢字の意味や成り立ちから物事を考えることは私たちの生活の中にもあります。例えば、2文字以上の漢字からなる熟語は、漢字1文字ずつの意味を考えていくと、その熟語の持つ意味を推測できます。知らない熟語に出合ったときには、それぞれの漢字に分けて考えてみましょう。

自分の名前にどのような思いがこめられたのか、気になってきませんか。ぜひご家族に、名前の由来や漢字にこめられた思いを聞いてみてください。

【朝日小学生新聞2022年2月18日 掲載】