From西大和 「つながり」わかれば楽しめる

ゲームやアニメの「ポケットモンスター」を知っていますよね。日本の代表的なゲームの一つです。私がプレーした1990年代後半の第1世代から2010年代初頭の第5世代までのソフトに出てくるポケモンは、649匹。この649匹のポケモンすべてを私は知っているし、そのポケモンのタイプ(いわゆる相性)もすべて一致して覚えています。649個の単語とそれと対になる性質をすべて覚えるのは骨が折れる作業ですが、当時はこれをいとも簡単にこなしていました。なぜでしょうか。

ポケモンの名前もいわゆる専門用語ですが、ゲームを楽しむことで自然と身につきました。楽しむことに解決の糸口があります。

ポケモンには名前だけでなく、そのキャラクターが存在し、そのキャラクターの名が体を表す要素もあれば、タイプのイメージに即したイラストになっていることがよくあります。「つながり」を意識することで覚えやすくなっているわけです。

この「つながる」楽しさで知識を蓄えていくことこそ、学問にあるべきだと私は考えます。例えば数学では、問題が難しくなるにつれ、型だけ暗記する勉強になってしまう子がいます。しかし、どの単元を学ぶときもすべて数学である以上「つながり」は存在します。その「つながり」に気づき、共通点を見いだすことが数学の勉強なのです。

すべての物事は「つながり」を持つと私は考えます。ポケモンと数学の「つながり」も、ワクワクしながら探してみませんか。

【朝日小学生新聞2022年1月21日 掲載】