From西大和  英語っぽいそのカタカナ、実は…

みなさんは、いつカタカナを使いますか。コーヒー、ドア、ブックなど、多くは英語を読むときに用いますよね。実はこのカタカナ英語、なかなかの曲者なのです。たとえば「アルバイト」。これは英語ではなく、もとはドイツ語のカタカナ読みです。英語では、“part-time job”といいます。

「ズボン」はいろいろな説がありますが、もとはフランス語といわれます。このカタカナ言葉はさらにややこしくて、アメリカの英語では“pants”といいますが、同じく英語が話されているイギリスなどでは“trousers”です。なんだか変ですね。同じ英語でも国によっていい方がちがうのです。

また、「パソコン」は確かに、“personal computer”という英語を短縮したものですが、「ノートパソコン」はもう完全に日本語です。英語では、“laptop”です。また、「ホチキス」にいたっては、発明した人の名前という説もあります。英語では、“stapler”です。

こうなれば、興味関心が止まらないですよね。「ゴム」「アンケート」「シャープペンシル」、絶対したらダメな「カンニング」。これらの言葉は、英語では全くちがういい方をします。それぞれ、和英辞書を引くなどして正しいいい方を調べてみてください。

少し意識して身のまわりを観察すると、おどろくほどたくさんのカタカナ英語があることに気づきます。言葉を知ると、世界が広がります。そのチャンスはみなさんの日常にありますよ。

【朝日小学生新聞2020年11月13日 掲載】