時事問題で得点しよう ニュースの関連項目を確認

2022年度の中学入試にむけて、本番をイメージした勉強に取りかかる時期がやってきました。得点に結びつけたい時事問題対策がその一つです。出題される可能性が高いことしのニュースを二つ取り上げ、おさえておくべき項目や勉強するときのポイントを解説します。(編集委員・大島淳一)

世界遺産の特徴は

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産は入試の定番。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県、沖縄県)が自然遺産に、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森県、岩手県、秋田県)が文化遺産に登録されることが決まりました。

おさえておきたいのがユネスコ。アルファベットの表記(UNESCO)や日本語の機関名、本部の所在地(フランス・パリ)は入試でよく出題されます。

「奄美・沖縄島北部」で問われそうなのが登録されたポイント。それぞれの地域にしかいない固有種が多く、生物の多様性を守るために重要であると評価されました。奄美大島と徳之島にすむ国の特別天然記念物のアマミノクロウサギ、西表島だけに生息するイリオモテヤマネコ、沖縄島北部にいるヤンバルクイナは図鑑などで確認。「奄美・沖縄島北部」以外の自然遺産について位置や特色をとらえることも大事です。

「縄文遺跡群」については代表的な遺跡として「三内丸山遺跡」(青森県)をマーク。縄目のような文様がついている黒褐色の縄文土器、シカやイノシシ、魚や貝などを食べ物にした狩猟・漁労・採集の生活スタイル、地面をほり下げたたて穴住居など、文化的な特徴もおさえます。

戦後経済の流れも

東京オリンピック(五輪)・パラリンピックもテーマになるはずです。「多様性と調和」をかかげて、五輪には「LGBTQ(性的少数者の総称の一つ)」を公表する選手が過去最多の180人以上出場したのが東京大会の特徴。運営を支えた「ボランティア」の存在も見のがせません。

出題の柱の一つになりそうなのが1964年の東京大会。第2次世界大戦(太平洋戦争)から高度経済成長期の流れを理解しておくことが重要です。

【朝日小学生新聞2021年10月29日 掲載】