太陽・地球・月の位置を確認

太陽・地球・月の位置を確認

探査機は理科の時事問題でよく出ます。2018年度の入試では東京・明治大学付属明治中が17年の秋に任務を終えた探査機「カッシーニ」について出題。カッシーニが探査した天体として「土星」を答えさせました。東京・学習院中等科は17年の秋に打ち上げられた「みちびき」を取り上げました。GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星で、利用目的について「カーナビゲーション」を選択させました。

理科では「月食」や「日食」といった天体現象がよく出るテーマの一つです。まずは月食や日食が、どのようなしくみで起こる現象なのか確認します。

月食は、月が地球のかげに入る現象。「太陽・地球・月」の順に一直線に並び、満月のときに起こります。月が完全に地球のかげに入るのが皆既月食、月の一部分がかげに入るのが部分月食です。

日食は、月が太陽の光をさえぎる(月のかげが地球にうつる)現象。「太陽・月・地球」の順に一直線に並び、新月のとき(月が太陽と同じ方向にあり、見えないとき)に起こります。太陽が月にすっぽりかくれるのが皆既日食、太陽の一部分が欠けて見えるのが部分日食です。

月が地球のまわりをまわるとき、だ円の軌道をえがき、地球との距離は近づいたり、離れたりします。距離が遠いと、地球から月は小さく見えます。このときに月の位置が太陽と地球の間にあると、月は太陽全体をかくすことができず、もれた光が細い輪のように見えます。これが「金環日食」。月と地球の距離が近いと、地球から月は大きく見え、月が太陽全体をかくす「皆既日食」になります。

満月や新月のとき、月食や日食が必ず起こるわけではありません。地球の公転面と月の公転面がずれており、各天体が一直線に並ぶことがめったにないからです。

【朝日小学生新聞2018年11月2日 掲載】