領土をめぐる問題を確認する

領土をめぐる問題を確認する

国際的な規模で開催されるスポーツの大会は、中学入試でよく出るテーマです。上の「ニュースおぼえているかな?」で紹介されている冬季オリンピック・パラリンピックと、サッカーのワールドカップの場合、開催国がポイントの一つ。韓国とロシアですね。

両国については、日本とのあいだに領土をめぐる問題があることで共通します。韓国とは島根県の竹島(韓国名・独島)、ロシアとは北海道の北方領土(北方四島)。9月に北海道の胆振地方を震源とする大きな地震があったことから、北方領土については歴史もふくめて必ず確認します。

北方領土は択捉島、国後島、色丹島と歯舞群島のこと。1855年に結ばれた日露和親条約では、千島列島のうち択捉島以南を日本領、樺太(サハリン)は境界を定めないこととしました。1875年の樺太・千島交換条約で、樺太全島がロシア領、千島列島が日本領に。日露戦争後に結ばれたポーツマス条約(1905年)では、北緯50度以南の樺太などが日本領になりました。

第2次世界大戦(太平洋戦争)末期の1945年、日本がポツダム宣言を受け入れたあと、ソ連(いまのロシアなど)が北方領土に侵攻して占領。1956年の日ソ共同宣言で国交は回復しましたが、日本とロシアのあいだにはいまも平和条約は結ばれていません。日本は北方領土を「固有の領土」として返還を求めています。

竹島や北方領土だけでなく、中国などとのあいだにも尖閣諸島(沖縄県)をめぐって論争があることもおさえます。

「ニュースおぼえているかな?」に関連して、2019年度の中学入試に向けておさえておきたいポイントを解説します。

【朝日小学生新聞2018年10月5日 掲載】